訪問着 作家物 楠目ちづ 正絹 着用

楠目ちづさんは1913(大正2)年、福岡県北九州市生まれ。1931(昭和6)年、西南女学院卒業。結核を患い、20代はほぼ療養生活を送る。その中で、花道千家古儀奥伝を受ける。1965(昭和40)年、「いけばなむらさき会」を創流。花をためず、あるがままに最も美しいところを生かしていける芸術性の高い造形表現を目指した。（著作に「花のように生きれば一人も美しい」など） 現代女性にも通じる凛とした生き方がこのお着物にも現れています。 持ち主の方も大切に守っておられた様で、状態もいいです。 お着物をお召しのその1日を穏やかでのびのびとした気持ちにしてくれるような、素晴らしい逸品です。 私も若い時に質流で目にしてから忘れられない雰囲気でしたので10年ぶりでもすぐにわかりました。着物の山の中でも目立っているのに主張しない、独特だけどどんな風景にも馴染む。着る人の良さをそのままに品がありより女性らしく見せてくれる不思議な雰囲気を持ったお着物です。 身丈(肩山から)...156.5 裄丈62.5 袖幅33 袖丈48 前幅23 （おくみ15) 後幅28 裏地…背縫いにスポット黄変、脇縫いにスポット黄変 破れ・臭いなど...なし