«輪奈ビロードの道行き» 黒地に小菊の織り出しビロード

実家の桐箪笥にしまってあった輪奈ビロードの道行きです。ヴィンテージだと思いますが、傷や汚れは無いように見受けられます。母は完璧主義でしたので、保管状況は完璧のようです。 色は黒一色でしが、ビロードの艶と模様の浮き上がりで大変優雅です。浮き上がる模様は2種(同柄で)あります、 サイズ、約 肩丈…94cm 裄…66.8cm 袖丈…64.5cm 前幅…20.4 ＋15cm 後幅…29.8cm 正絹 写真1.2…前姿と後姿 写真3〜5…伊那ビロードの特徴、模様の浮き上がり写真6.7…前留めのボタン(花芯のような模様の同素材の«くるみボタン») 写真8.9…裏返しの前と後 写真10〜13…裏地の模様、白地にブルーグレイ 写真14…結び紐の様子 写真15…模様の大きさ。 白っぽく見える菊もあります。 輪奈ビロードはあまり脚光を浴びていませんが、日本の誇るべき絹製ビロードだと思います。古きヨーロッパでは貴族しか身に付けることのなかった絹のビロードが私たち庶民でも着られるのは、絹の国に生まれたからでこそと思います。生地に触れてみると、「何と贅沢な！」と感嘆してしまいました。 この道行きは黒地ですので、どの様な着物にも合いやすいですし、輪奈ビロードの艶で黒でありながら重たい印象にはなりません。優れ物だと思います。 模様は菊ですが、群生している小菊のように見えます。母と「紫苑の花」と呼んでいました。 #槙コレクションズ #断捨離 #実家の片付け #実家の整理 #和服 #和装 #着物 #コート #着物コート #和装コート #道行き #ヴィンテージ #正絹 #ビロード #正絹ビロード #菊模様 #野菊 #紫苑 #都忘れ #輪奈 #輪奈ビロード