能面 赤般若 木彫り 面 鬼面 伝統芸能 神楽面 お面

コレクション整理での出品です。 能面の赤般若になります。嫉妬や憎しみの余り、この世の者ではなくなった女性の恐ろしい表情を表す怨霊面です。 裏面に真雪と銘が入れてあります。 能面の中で最も有名だと言っても過言ではない般若面ですが、実は白般若、黒般若、赤般若の3種類が存在し、其々使用される演目が異なります。こちらの赤般若は安珍清姫伝説を基にした「道成寺」という演目に使用されており、見た目は鬼女のようですが、演目内では大蛇として登場します。 釣鐘落としや装束の早替え等、見どころ満点の演目であると同時に能楽師の登竜門とも呼ばれている「道成寺」は、YouTubeでも観ることが出来ますので興味のある方は是非ご覧になってみて下さい。 これまで見てきた般若面の中で、最も怒りの表情が強く出ている面かと存じます。通常、般若面は顔の上半分が怒りや憎しみ、下半分が悲しみや嘆きを表すと言われていますが、この赤般若は兎に角怒っている様に見えます。 中々に見事な出来栄えの般若面です。数年前に4万円程で購入しましたが、少しお安く放出させて頂きます。　 サイズ　縦約21cm(角除く)　横約16.5cm 所々胡粉や塗装の剥がれが見受けられます。その他にも経年による傷汚れがございます。写真をよくご覧になり、ノークレームノーリターンを御理解頂きました上で御購入下さい。